私は小学校4年生からニキビができはじめ、それからは増える一方。
そのまま成人しました。
「成人すると学生の時より皮脂の分泌量が少なくなるから、ニキビはできなくなるよ」と言われましたが、そんなことはありません。
相変わらず多い皮脂のおかげで、大人ニキビのように乾燥からくるニキビではなく、皮脂と古い角質とで毛穴をふさぎ、思春期ニキビと同じものができているようでした。
振り返ってみれば小学校4年生から、皮膚科でニキビの新薬に出会う23歳までは、ニキビができては治らず悪化しニキビ跡になる、というのを繰り返していました。
そこで今回は、ニキビで悩むあなたが私と同じ後悔をしてほしくなく、ニキビが治るまでに積み重ねた失敗と、もっと早くに知っていたかったことを記事にしました。
この記事の内容
ニキビ治療で時間とお金の無駄だったこと
小学校4年生から悩み続けたというより闘い続けたニキビ。
ドラッグストアに置いてあるニキビ用の洗顔や化粧水、塗り薬、飲み薬などは網羅したと言っても過言ではありません。
口コミのいいニキビ用のスキンケア商品をあらかた通販しても変化がないか、悪化するか。
もちろん生活習慣にも気をつけました。
睡眠はきちんととり、食生活も糖分や油ものを避け、枕カバーも毎日変え。
不思議なのは、お医者さんに指導されたこと、検索して出てくることなど、色々試してもニキビはできるということ。
医学的にも、効能的にもニキビによいとされるもののはずなのに、なぜかよくならないんですよね。
試したことと言えば、美容皮膚科でイオン導入とレーザー治療、エンビロンのスキンケアとで100万円近くドブに捨てたのはいい思い出です。
口コミのいいスキンケア商品は、多くの人には効果があるから、いい口コミが数多くあるのだとは思います。
美容皮膚科で受けた治療とスキンケア商品も、医学的には正しい治し方なのだろうとは思います。
しかし私の場合、不思議なことにどれだけ継続しても、何一つとして改善には至らなかったどころか、悪化したものがほとんどでした。
人には合う合わないがあるとは言いますし、実際にそうなのですが、どれだけ試しても全て効果が出ず、自暴自棄になっていた時期もあります。
合わないな、と思ったら即中止するべきでした。
お金の面でも、メンタルの面でも。
「あと1か月続ければ効果が出てくるかも」なんてことは経験上ありませんでしたから。
皮膚科の薬「ディフェリンゲル」も効果なし
中学校に入ってから、先ほど連ねた、まさか効果がないとは思いもしなかった方法たちと平行して、皮膚科でニキビのお薬も処方してもらっていました。
ニキビ治療薬で一番効果があると医師に言って処方されたのは「ディフェリンゲル」という塗り薬でした。
私が通っていた美容皮膚科でもニキビ治療として「レーザーのようにお金と勇気のいる治療の前に、ディフェリンゲルから試してみますか?」といったポジションとして使われていました。
壁に貼られてあったビフォーアフターの写真も、赤く大きいニキビが3か月後にはなくなり、白い肌を取り戻していました。
実際、皮膚科でも美容皮膚科でも、ディフェリンゲルで効果を実感している方が多くいらっしゃるそうです。
ですがこれまた例外ではなく、何一つ変化が見られないものでした。
ニキビは治らないし、新しいニキビはいつも通りできるし。
悪化しなかっただけマシか、と思うしかないかんじですね。
皮膚科で処方してもらったニキビ治療薬一覧
ディフェリンゲルで効果が見込めなかったため、以下のニキビ治療薬も処方してもらいました。
他にも皮膚科の先生オリジナルのお薬や、名前を忘れてしまったのですが内服薬も処方してもらったのですが、どれも残念ながら効果はありませんでした。
新しいニキビ治療薬「エピデュオゲル」
ディフェリンゲルをはじめとした皮膚科のお薬でことごとく効果が出ず、皮膚科に通うのを数年間やめてしまっていました。
数年後、相も変わらずニキビは絶え間なくできていたので、もう一度別の皮膚科に通うことにしました。
その時に、新しくできた治療薬と言われて処方されたのが「エピデュオゲル」でした。
エピデュオゲル は、
- ベピオゲル・・・ニキビの原因のアクネ菌の殺菌
- ディフェリンゲル・・・ピーリング効果で毛穴のつまりを防ぐ
この2つのニキビ治療薬の持つそれぞれの効果を合わせたもので、良いとこどりをしたお薬だと言われました。
そう説明されても、ディフェリンゲルは効果がなかったお薬なので期待は全くできない新薬だったのですが。
最初このエピデュオゲルを処方されたときに医師と薬剤師に強く言われたのが、多くの人は塗り始めて1か月、下記のような症状が出てしまうとのことでした。
- 赤みが出る
- 乾燥する
- 皮がむける
- ヒリヒリする
これらの症状に耐えられず、この薬を使うことを断念してしまう人は少なくないとのことでした。
調剤薬局のシステムへの小言
話はそれるのですが、調剤薬局でお薬を処方してもら院外処方の場合、薬局でも薬剤師にどういった症状なのか聞かれるんですよね。
それでさっき病院で医師に伝えた症状を伝えて。
そうしたら頻度だとかどの程度なのか、と深掘りされるのですが、それもさっき医師に話した内容なんですよね。
それで処方箋が出て薬局に取りに来ているわけなのですから。
薬剤師も再度問診をすることで、誤診や飲み合わせなどをチェックする義務があるのだろうとは思うのです。
処方箋には病名も既往歴も処方する理由も書かれてはいませんし。
しかし以前、泌尿器の症状で病院にかかって、処方箋を薬局に持って行った際に当然、薬剤師に症状や程度などを聞かれて。
病院の診察室は個室でも、薬局は他にも調剤待ちの方々がおられる仕切りもないオープンな場所なので、そこで泌尿器のことを話さなくてはならず、とても恥ずかしかったことを覚えています。
どうにかならないものなのでしょうか。
エピデュオゲルでニキビが劇的に改善
話は戻り、幸い、私の場合は赤みが出るなどの症状は出ませんでしたが、花粉の時期など肌の調子が悪くなる時にはヒリつきが出てしまいました。
しかし花粉の時期限定の副作用を除けば、エピデュオゲルのニキビに対する効果は絶大で、塗り始めて2日目でニキビがなくなり始めたんです。
昨日はたしかにあったはずのニキビが小さくなっていたり、治りかけていたり、なくなっていたり。
こんなにもすぐに効果が出てくれたのは戸惑いに近い驚きもありましたが、本当にうれしかったです。
今までどんな高価なものを試しても、どんなに有名なものを使っても、皮膚科でお薬を処方してもらっても、何ひとつ効果がなかったというのに。
まとめ
ニキビに悩むとどうしてもインターネットやSNSの口コミなどを見て、よさそうな商品を見つけるとついつい購入してしまいがちですが、まずは皮膚科に足を運んでほしいです。
ドラッグストアなどで購入する方が確かに皮膚科に行くよりは手軽ではありますが、(こんなことを言うとメーカーさんに怒られてしまいそうなのですが)皮膚科の薬を薄めたものが売られているだけだと思っています。
ニキビは放置すれば悪化しますし、治し方を間違えれば跡になります。
跡になってしまえば治すのはかなり困難になり、保険のきかない美容皮膚科で高いお金を払い、何年も時間をかけて治療しなければいけない。
なんてことになりかねません。
とにかく、周りの情報を信じすぎないでほしいんです。
「悪化している気がするけれど、こんなにもたくさんの人が治っているのだから、もう少し続ければ効果は出る」
そう思い、使い続けましたが、そんなことはありませんでした。
好転反応というもので一時的に症状が悪化しているのかなと思い、医師に診てもらうと「好転反応にしては悪化しすぎている」と言われました。
口コミのいいもの、美容皮膚科で購入したスキンケア商品。
それらを使い続けていると良くなる。
しかしそれらほぼ全て効果がなかった。無駄だった。
信じられないと思います。
私もいまだに信じきれていない節があります。
でも経験上、そう思い知らされました。
お金のために実際に得ていない効果をSNSで発信している方もおられます。
私もそういった方々に何度も騙されました。
私はあまりにも長い時間とお金を、たくさんの情報に流されて無駄にしてきました。
この記事を読んでくださったあなたが、私のように後悔することがないように願ってます。