家庭菜園の一番の悩みって虫の被害じゃないですか?
病気もあるけれども、病気にかかったかわかる前に葉っぱを食べられてしまうので、けっきょくわからないんですよね。
昨年はネットをぴっちりかけるも、なぜかネット内には虫がいて葉は全滅。
来年は農薬に頼るぞ! と意気込み、その来年がやってまいりました。
農薬の効果はいかほどなのか楽しみです。
この記事の内容
ネットをどれだけぴっちりしても虫除けできない
今年で家庭菜園を始めて3年目です。
過去2年間で頭を抱えたのが虫。
1年目は虫を完全に甘く見ていたので、防虫ネットも防虫剤も何もしていませんでした。
そして小松菜などの葉物野菜は全滅。
モンシロチョウの幼虫である青虫に、茎以外の全てを食べられてしまいました。
2年目は昨年の失敗を生かして防虫ネットを導入。
しかし防虫ネットをどんなにピッチリかけても、どこから入ってきたのか虫がいる。
目の細かい布団用のランドリーネットに、プランターごと入れてもなぜか虫がいる。
無事、葉物野菜は青虫に食べられてしまいました。
▼布団用のランドリーネットはコレです。
ランドリーネットで虫が侵入したので、「もう防虫ネットも信用ならない。3年目は農薬でいこう」と決めていました。
ネットで虫除けできないのは、かぶせるのが遅かったから
3年目。
そろそろ種まきをする時期だなぁといった頃。
上司が、畑を3つも借りて家庭菜園をしている本格派であることが判明しました。
さっそく虫対策について聞いてみたところ、衝撃の事実を告げられたんです。
「土に卵を産みつけているから、種をまいたらすぐにネットをかぶせないと意味ないよ」
なんですと…??
今までは芽が出て、3つ葉・4つ葉になって、もう少し大きくなってからネットをかぶせていたので、そりゃあどんだけピッチリとネットをかぶせたところで虫は中にいますよね。
まさかの種明かしに納得です。
農薬としてオルトランを導入
ということで家庭菜園3年目の私は、プランターに土を入れて種をまき、すかさずネットをかぶせました。
そして昨年の時点で「3年目はネットは捨てて農薬だ!」と意気込んでいた私は、上司にネットのことを聞く前に農薬を購入していました。
せっかくなので農薬も散布。
今年こそは! と意気込んで調べに調べた結果、オルトランを購入しました。
私が購入したのは土の中に埋めて、根から薬剤を吸収して植物が内側から虫に強くなるという「粒剤」タイプ。
なので雨が降っても薬効が薄まらないらしいのです。
▼種とともにオルトランを埋めて、ネットもかけて防虫対策が完璧な小松菜さんの芽が出ました。
オルトランのおかげで収穫するまで虫の被害ほぼなし
例年なら4つ葉になってしばらくすると、ほんの2日間ほどで全ての葉物野菜の茎以外の部分を、虫がきれいに食べてくれます。
ところが今回、オルトランを散布したので…
虫の被害がほぼほぼ一切なく、収穫できるまで育ちました!
ネットは昨年よりもゆるめにしているので、オルトランがあればネットなしでもいけるかもです。
まさに驚異的。
リーフレタスは昨年、虫の被害が出なかったのでオルトランを散布しなかったのですが、
レタスはおいしくないのか、今年も虫の被害なく、すくすくと成長しました。
β-カロテンが豊富なのですが、虫には必要のない栄養素なのでしょうか?
オルトランの効果が切れたとたん全滅しました
オルトランを散布してから24日後。
雨降りが2日続いており、水やりをしなかったので水菜の様子を見ていなかったんです。
しかしその2日の間に、水菜がなんとも哀れな姿になっていました。
オレンジの○はおそらく全て、モンシロチョウの幼虫のアオムシたち。
オルトランは1ヵ月ぐらいで効果が切れると聞いていたのですが、24日後にこの有り様です。
ここまで顕著に効果のあるなしが目に見えてわかるとは。
でもこれだけの数の虫から3週間ほど守ってくれていたんです。
オルトラン強すぎます。
オルトランは1回しか使えないため注意が必要
植物にもよるのですが、オルトランは散布してから21日~30日で薬効がなくなって、安全に食べられるようになるらしいです。
そして1回きりしか使用してはいけないそう。
種をまくときにオルトランを散布してしまうと、育ち切る前にオルトランの効果が切れてしまいます。
でも1回しか散布してはいけないがために、収穫間際で虫に食べられてしまうというと思うんです。
なので芽が出て、ふた葉になって、よつ葉になって、もう少し大きくなると虫に食べられ始めるので、よつ葉になったあたりでオルトランを散布してみようと思います。
もしくは苗を購入してオルトランを散布するかですね。
そうすればオルトランの効果が切れる頃には収穫でき、虫の被害は最小限に抑えられると思いますので、次回からはその方向でやってみます。